コエンザイムは本当にガンを予防するのか

コエンザイムQ10 は私たちの体内にあって、日々活発に活動している化合物の一種です。現在は主に女性の美容目的として利用されることが多いのですが、コエンザイムが実はガンにも有効なのではないかという報告もなされており、研究が進んでいます。

コエンザイムは体内の中で細胞の増殖に利用され、細胞の動きを活性化させてくれます。その一連の活動がガンの原因である細胞の損傷や何らかのダメージから守ってくれているということです。また、私たちの持つ免疫系の機能を補助し、感染症や炎症などのタイプのガンに対して抵抗力をつけてくれるはたらきを持っていることが既に実験などによって証明されているとのことです。

以前は日本国内において心臓病の薬としても用いられていた実績がありますが、有用性が確認されないままコエンザイムは一度人々から忘れられるところとなりました。しかし、科学がさらに進んだ現代ではさまざまな臨床実験を繰り返すことによって、細胞の損傷を防ぎ身体の各部分の活動を活発にしてくれるはたらきがあることが分かってきました。つまり、コエンザイムは身体の中に摂りいれることによって少なくとも何らかのサポートをしてくれるということが言えます。

しかし、コエンザイムそのものは薬ではなく化合物の一種です。飲んだからといって一瞬で細胞が活性化されるわけではありません。したがって、ガンに悩まれている方にとっては救世主とは言い難い面があり、むしろガンが発病する以前からのコエンザイム摂取が大切であるとも言えます。

また、血栓予防のお薬などを飲んでいる方はコエンザイムと相性が悪いということもありますし、お薬と必ずしも併用できるとは限りません。あくまでも健康な方の生活を応援する栄養補助食品的な位置づけとして販売されているので、既にガンでお悩みの方や初期症状が現れているという方は、一度コエンザイムについてかかりつけの先生と相談のうえで服用をされると良いと思います。